Jul 31, 2010

見つかってもう1年 放置される根尾谷断層の新露頭

1891年M8.0濃尾地震の震源となった根尾谷断層、今でも多くのところで当時の断層露頭が残る。天然記念物、水鳥では6mの垂直ずれ、そこから10kmほど北、中地区では、畑の境で8mの水平すれがみられる。その中地区で国道のバイパス工事が始まった。すると道路の中央に当たるところに6m以上の大きな垂直ずれが見つかった。それだけに、道路工事は中止された。しかし、いかに保存するか、発見から1年以上が経過してもいまだに決まっていない。
あの神戸地震の震源となった野島断層も変位1-2m、断層を追えるのは10kmほど、それと比べ、大きな根尾谷断層。ぜひとも、きちんと保存してほしい。