Nov 20, 2009

高山市の噴火防災体制

高山市は平成の大合併で周りの町村を吸収し、日本でも最も広域の市町村となった。大阪府に匹敵する広さという。それがゆえ、一気に活火山を5つも持つことになった。しかし、御本家の旧高山市は活火山を眺めるだけで、火山は一つもなかった。そんなことから、噴火防災が大幅に立ち遅れ、今年初めて市としての噴火防災訓練を中尾地区で行った。それもそのはずである。高山市の防災は総務課が担当する。
一方、津波防災で先進的な取り組みを行う錦地区では、2004年に紀勢町として安全防災課が設置されている。三重県の町村としては最初の防災担当課だったという。
高山市の噴火防災を進めるには、まず市の体制づくりが最優先の課題である。